昔のことをおじいちゃんなどから聞いたときに、
車にエアコンが無いと知って本当なのか疑問に思ったことはありませんか?
2024年現在、そのような状況なら驚いてしまいますよね。
窓も自動ではなく、手でクルクルと回す様式だったというのも信じがたい話です。
そこで今回は昔の車について調べました。
1980年代頃まではエアコンなしが主流だったようです。
1980年代位までは、車にエアコンがついていませんでした。
また、電車やバスにもエアコンがなかったようです。
昔の車の冷房事情
バスに冷房が付いている場合は窓にステッカーが貼ってあり、
「冷房車」と書いてあって白熊やペンギンのイラストが添えてあったそうです。
店舗にもエアコンはなく、銀行や百貨店、図書館には設置されていましたが、
市役所などの公共機関にもエアコンはついていませんでした。
調べてみると、車にエアコンを付けるのは相当な費用がかかったため、
ほとんどの車には搭載されていなかったのです。
昭和40年代に車を購入した人の話によると、
当時のカローラ20にもエアコンはなかったそうです。
まだ車を所有している人も少なく、
空調がついている車は本当に珍しいものでした。
昭和40年代の終わり頃には後付けのクーラーが登場し始めましたが、
助手席の足元が狭くなるという欠点がありました。
しかし、これがよく売れ、
デンソーが大企業になるきっかけとなったそうです。
それ以前はスパークプラグメーカーとして有名でした。
1950年代にはライン装着の冷却装置が増えてきて、
窓を閉めて走ることがステータスとなったとのことです。
窓を開けていた時代
車にエアコンがついてうない時代は窓を開けて走行していました。
今でも窓を開けて走ることがありますが、
排気ガスやホコリが入ってくるため閉めざるを得ないことがあります。
昔は今ほど車が多くなかったため窓を開けていても問題なかったようです。
また、サイドウインドウに三角窓が付いていて、
上手に開け閉めすることで快適な風が入ってきたみたいです。
私もうっすら記憶があります。
三角窓は懐かしいですね。
さらに、うちわを使って停車時に仰いでいたこともあり、
首にタオルを巻くことで涼しさを感じていたそうです。
また、窓を開けるためにはウインドウレギュレーターハンドルを回していました。
2024年現在のようなパワーウインドウは普及が遅く、
初期には運転席のみパワーウインドウというケースが多々ありましたが、
車体が小さかったため助手席の窓も手動で開けることができました。
昔の車の普及率とエアコン装備の推移
車のエアコンの装備率は時代とともに変化してきました。
1950年代、エアコン付きの車はほとんどなく、60年代に入っても普及率は低いものでした。
1970年代に入ると徐々にエアコンの装備が進み、80年代には普及が加速しました。
80年代後半には、新車の多くがエアコンを標準装備するようになり、
90年代にはエアコン無しの車はほとんど見られなくなりました。
安全装備の違い
昔の車は現在と比べて安全装備が大きく異なっていました。
シートベルトの義務化も進んでおらず、エアバッグも標準装備ではありませんでした。
現在ではABS(アンチロックブレーキシステム)や、
ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)などの
安全装備が当たり前になっていますが、昔はそのような装置は一部の高級車にしかありませんでした。
現在との違い
冷房がない時代には、窓を開けるしかありませんでしたが、
雨の日には窓を閉めないと濡れてしまいます。
そのため、窓が曇ってしまい、雑巾で頻繁に拭きながら走っていたそうです。
また、パワーステアリングもなく、マニュアル変速が当たり前でした。
カーナビもなく、助手席の人が地図で道案内をするのですが、
迷ってしまって大喧嘩になることも日常茶飯事でした。
まとめ
昔の車はエアコンがありませんでした。
しかし、猛暑日が少なかったため大丈夫だったようです。
当時はそれが当たり前のことだったため、特に不便だとは感じなかったようですね。
現在では標準装備が増え、車の快適性が向上しています。
エアコンだけでなく、さまざまな安全装備も進化しています。
これからも新しい機能が追加されることが楽しみですね。