日本の伝統スタイルの和室には畳とふすまがあります。
畳とふすまのコントラストはとても美しく日本人の心をくすぐります。
畳の香りを感じながら大の字に寝転び、
ふすまの柄を見つめていると何故だか心が落ち着く感じがします。
そんな素晴らしい和室ですが、防音に関しては少し残念ですよね。
テレビやラジオの音、電話で話している内容、
食べ物を食べている音、咳やくしゃみなどなど・・・
ふすまからは生活音がだだ漏れで聞こえてきます。
ふすま一枚で防音となると少々むずかしいのですが、
防音対策を施すことは可能です。
私が試したふすまの防音対策
以下、私が試した防音対策をいくつかご紹介します。
- テレビなどの音の出る物はふすまから少なくとも50cmは離す。
- タンスや本棚などの背の高い家具をふすま側に置く。
- 隙間用テープでふすまの隙間を塞ぐ。
- 突っ張り棒やカーテンレールを取り付け防音カーテンを取り付ける。
- DIYで防音壁を作る
- 防音シートを貼る
簡単なものから少しDIYが必要なものまでありますが、
我が家ではふすまを完全に塞いでも大丈夫でしたので、
色々試した結果、防音壁を作りました。
防音壁と言っても今はホームセンターに行けば、
様々なタイプのものがありますので、
ただ貼るだけのものを使って防音壁としました。
それだけでも音漏れがかなり小さくなったので、
かなり効果があったと言えるでしょう。
以上防音対策をいくつかご紹介してきましたが、
今回は、最後に触れた防音シートを使った
ふすまの防音対策についてもう少し詳しくまとめてみます。
また、ふすまを壁にリフォームすることについても
ご紹介していきますので是非参考にしてみてください。
防音シートでふすまの防音対策!
ここでは防音シートという防音効果のあるシートを使った
ふすまの音漏れを防ぐ方法をご紹介します。
防音シートの防音の仕組みは、音を反射させる遮音、
室内の音を吸収する吸音、振動を伴った音を防ぐ防振から成りたちます。
防音シートは比較的安価で手に入りやすいアイテムですが、
しっかりとした防音効果を発揮させるためには、
防音シート選びがとても大切になってきます。
選ぶ際は、防音シートの厚み、素材に注意しましょう。
間違って断熱材を買ってしまったという話も聞きますが、
断熱材は防音効果が低いので選ぶ際は注意しましょう。
防音シートは厚みが増すごとにお値段も高くなってきますが、
ここで妥協してしまうと十分な効果が得られません。
また、素材によって防音効果がかなり違い、
金属やガラス繊維を含む素材の方が防音効果がは高くなります。
防音シートの効果をより高めるためには、
吸音材と組み合わせて使うのがベストです。
ふすまに防音シートを直接貼り付け、その上に吸音材をとりつけます。
防音シートは画鋲などでも貼り付けられますが、
最も簡単でおすすめなの方法は両面テープを使う方法です。
ふすまを壁にリフォームして防音性を高めよう!
ここまで防音シートを使った防音対策などをお伝えしてきました。
しかし、そもそもふすまがある以上、
その機能上完全に防音対策をすることは非常に難しく限界があります。
自分の持ち家で、どうしても音漏れや騒音に悩んでいるのであれば、
ふすまを壁にリフォームするという方法が確実です。
ふすまのある一面のみ壁にリフォームするのであれば、
比較的手頃な価格でリフォームができます。
ふすまの壁へのリフォームの工事のおおよその工程は、
ふすまを外した溝と同じ厚みの板で下地を作り、
平になった下地の上に防音材を貼り付けます。
その上にお好きなクロス(壁紙)を貼って終わりという
とても単純で1日で完了できる内容になっています。
使用素材だけでなくコンセント、エアコン、
ドアなどの増設によってもかかる費用異なります。
まとめ
今回は、防音対策についてご紹介してきました。
テレビなどの音の出る物はふすまから最低でも50cmは離して置く、
タンスや本棚のような背の高い家具をふすま側に置く、
隙間用テープを貼る、防音カーテンを取り付ける、防音シートを貼るなどがありました。
また、ふすまの構造上完璧な防音が難しいため、
自分の持ち家で防音に悩まされている方は、
思い切って壁へのリフォームという方法もあります。
日々の生活で騒音に悩んでいる方は、
ぜひ今回の防音対策を参考にしてみてください。