ゴーヤと言うとあの「苦瓜」ですが、
ゴーヤで作ったお茶が「血圧を下げる」と話題になっているのをご存知ですか?
実際は高血圧というよりは、
高血糖を改善するほうが期待できるようです。
というのもゴーヤに含まれる苦味成分のチャランチンやモモルデシンは、
インスリンの分泌を促すと言われているからです。
それによって血糖値が下がり、
糖尿病予防やダイエット効果も期待できるとのこと。
ただ高血圧と高血糖は非常に密接な関係にあります。
特に糖尿病など血糖値が高い人は、
高血圧にもなりやすい傾向がありますよね。
そのため肥満傾向にある人や糖尿病の人にとって
血糖値を下げる効果のあるゴーヤ茶はおすすめです。
また、ダイエットに良いのは、
ゴーヤ茶にリノレン酸が含まれるからです。
リノレン酸は体内で共益リノール酸に変わります。
共益リノール酸は効果的に脂肪を燃焼することができると言われているので、
運動効果をサポートしてくれるでしょう。
ゴーヤより「ゴーヤ茶」が良いの?
ゴーヤが良いならゴーヤを食べれば同じと思いがちですが、
お茶にすることで栄養素がギュッと凝縮されます。
生のゴーヤと比べるとカリウムが約15倍、
カルシウムは約18倍、鉄分は約27倍にもなると言われているんですよ!
それに、生のゴーヤだと食べられるのは夏場に限られますが、
お茶にすることで年中取ることができますよね。
とはいえ、ゴーヤに含まれる苦味が苦手な人も多いと思います。
味が嫌いだと続けられませんよね(汗)
でもゴーヤ茶の味はほうじ茶に似ていて、
ほのかな甘みとコクがあり苦味はありません。
そうした飲みやすさや手軽さからゴーヤ茶が話題になっています。
ゴーヤ茶の作り方
【作り方】
ゴーヤを洗って水気をふき取り縦半分に切ります。
水気が残ると乾きにくいので拭き取るといいですよ!
続いてスプーンで種の部分をかき出します。
1~2 mm 幅の薄切りにします。薄く切るほうが早く乾燥します。
先ほどスプーンでくりぬいた綿の部分から種を取り出します。
種は捨てずに置いておきましょう。
皿にクッキングペーパーを敷き、
薄切りにしたゴーヤと種を重ならないように広げます。
広げた状態で2日程干します。
日当たりや風通しの良いところでカラカラになるまで天日干しします。
陽のあたる場所でしっかり乾燥させるのが良いです。
乾燥が不十分だと青臭いお茶になってしまいます。
干せないようであれば電子レンジで加熱しても良いです。
ゴーヤをオーブンシートに並べて3分加熱し、裏返してさらに3~4分加熱します。
ゴーヤをフライパンで薄茶色になるまで深入りします。
炒ることで青臭さがなくなり香ばしく美味しくなります。
そのままでもいいのですがフードプロセッサーで砕いて、
お茶っ葉のようにして飲むのもおすすめです。
ゴーヤ1本を天日干しすると、
たくさんのゴーヤ茶ができるので密閉袋や密閉缶で保管しておきましょう。
ゴーヤ茶の飲み方
飲むときには、急須にゴーヤ茶と熱湯を入れて、
3~5分待てば美味しくいただけます。
1リットルの熱湯に茶葉5g程度が目安です。
弱火で10~15分煮出すと、味もしっかり感じられます。
自家製のゴーヤ茶はカフェインも含まれていませんので、
麦茶と同じ感覚で飲むことができます。
子どもや妊婦さんでも大丈夫です。
しっかり煮出して飲んでも、水出しで冷やして飲んでも
どちらでもおいしくいただけるでしょう。
何より、長く続けることが大切なので、
続けるのに無理のない飲み方で飲むのがおすすめです。
ゴーヤ茶は飲みやすいの?
生で食べると苦いゴーヤ。
お茶にしても苦いのでは…と思いがちですが、意外とそうでもありません。
市販のティーバッグタイプのゴーヤ茶は苦味が少なく、
飲みやすくなっていることが多いです。
ゴーヤ茶でも粉末のタイプは少し苦味も残っています。
ですが、粉末タイプは他の飲み物に混ぜて飲むことができるので、
使い勝手がいいですね。
ゴーヤの苦味成分ごと体内に入れるので、
お茶としては粉茶のほうがより成分は取り入れられるでしょう。
まとめ
もともとゴーヤは身体に良いですが、お茶にして飲むほうが、
より健康成分が凝縮されるのでゴーヤ茶がおすすめです。
なんとカリウムが約15倍、カルシウムは約18倍、
鉄分は約27倍にもなるのはスゴイですよね。
特にゴーヤの苦味成分のチャランチンやモモルデシンは、
血糖値を下げる効果が期待できるので、
ダイエットや糖尿病の予防に良いですね。
高血圧の方にとっても、糖尿病の予防として、
自宅でゴーヤ茶を作って飲んでみてくださいね。