夏真っ盛りのこの時期は夏祭りが開催され、
浴衣を着る機会も増えていますよね。
デートで着ると彼氏(旦那さん)も喜ぶし自分もテンション上がって、
なんだかウキウキした気持ちになると思います。
しかし、ホテルやレストラン、高級料亭等に行く時に、
浴衣を着て行ってもいいのか迷ってしまったことはありませんか?
ホテルにも高級ホテルからビジネスホテルまで色々ありますし、
料亭にも格というものがあります。
実は和食の料亭にはドレスコードは私が知る限りではありません。
ですから、大げさに言うとジャージ等でも入ることができるのです。
でも実際にそんな恰好で行く人はいませんよね。
何故なら、ドレスコードという決まったものはないけれど、
TPOを自分で考えて来てくださいという意味合いだからです。
そこで今回は和食レストランや料亭における浴衣について調べました。
結論は「浴衣で和食のレストランに行くのは基本的には失礼」ということ。
では、何故失礼になるのでしょうか?
和食の高級料亭等に浴衣が失礼なわけ
浴衣は裸足に下駄等を履きますよね。
これは、サンダルと同じ扱いになってしまいます。
ですから、高級なお店では失礼になってしまうのです。
また、お店やお宅に上がる時に素足はマナー違反になります。
靴を脱いであがるような料亭では特に失礼になってしまうようです。
浴衣は漢字の通り入浴後に着る着物のことを指し、
昭和初期頃まで寝間着や部屋技として着られていたのです。
温泉宿に浴衣が置いてあるのはそのためなのです。
ですが、最近は夏のおしゃれとして浴衣が取り入れられていて、
浴衣を着てホテルのレストランで食事するプラン等もありますよね。
しかし、基本的に許可された場所以外では、
ラフな格好として扱われているようです。
私も昔少し格式のあるホテルに浴衣で行ったらドアマンに、
「おそれいりますが草履に履き替えていただけますでしょうか」と言われ、そこで初めて浴衣(下駄)はダメなマナーがあるんだと知りました。
ですが、種類や着こなしで料亭でも着られるようになります。
では着物風な浴衣の着こなしについて詳しく紹介したいと思います。
着物風な浴衣の着こなし
浴衣は着物のように着ることができます。
どうするかというと襟をつけて着るのです。
襟とはこのようなもの。
私も持っています。
ネット通販にて1,000円位から買うことができました。
色々な種類があってオシャレが楽しめそうです。
また、着物らしく見えるということで絞りという柄を着るという人もいました。
絞りはこのような柄です。
浴衣だと花柄等が多くて派手な印象がありますが、
絞りだと着物のように感じられて素敵ですよね。
また、竺仙(ちくせん)の浴衣も良いようです。
竺仙は天保十三年創業の老舗浴衣店です。
古風な柄と落ち着いた色合いの浴衣が多く、
足元は足袋を履くと良いとのことです。
他には、名古屋帯をすると着物風になるという意見もありました。
名古屋帯はカジュアルな普段使いできる帯です。
柄によってはセミフォーマルとして使えるものもあります。
また、半幅帯(はんはばおび)でも帯締めをすると少しかっちりして良いです。
※半幅帯とは名古屋帯より幅が短い帯になります。
帯締めはこのような紐です。
半幅帯は結びやすく初心者にも簡単に着用することができますが、
値段が安くカジュアルな印象になるかな~と思いますので、
帯締めをすることでフォーマルな印象に仕上げてください。
まとめ
浴衣で和食のレストランに行くのは基本的には失礼にあたりますが、
着物のように着ると大丈夫という意見がありました。
浴衣で食事をするのは素敵ですよね。
和食のお店ならなおさら風情があります。
普段着に着物や浴衣を着る人も増えていますから、
お店の格式に合わせてマナーを守って楽しく食事したいですね。