人気の植木であるカイズカイブキの木ですが、
カイズカイブキが枯れてしまうと庭が汚く見えますよね。
目隠しで植えることが多いカイズカイブキですから、
枯れてしまうと庭や家の様子が丸見えです。
実家や近所にもカイズカイブキがあるのですが、
綺麗にお手入れされているものから伸び放題のものまで様々です。
お手入れはある程度できなくても仕方ないと思うけど、
カイズカイブキが枯れるのはちょっと問題です。
枯れる原因とは何なのでしょうか?
カイズカイブキが枯れる原因は主に「害虫」によるものです。
害虫を早めに駆除して枯れる原因を取り除くことが大切。
カイズカイブキについた害虫を駆除する方法
カイズカイブキに付く害虫は「イブキチビキバガ」です。
イブキチビキバガ
カイズカイブキに付く害虫のイブキチビキバガは
5月から9月頃にかけて発生します。
この時イブキチビキバガは成虫の状態。
イブキチビキバガは成虫の時に駆除するといいです。
駆除方法はスミチオンという駆除剤を、
7~10日おきに2回ほど散布すればOK。
スミオチンは農薬で害虫駆除によく使うものです。
農家等も使用するような一般的な農薬ですから、
カイズカイブキに害虫が付いた時は迷わず使いましょう。
うちでもよく使いますので散布方法をご紹介します。
スミオチンを使った駆除方法
準備するものは以下のものです。
- ビニール手袋
- マスク
- ゴーグル(私は花粉用メガネを使用しています)
- スミオチン(農薬)
- 100均のスプレーボトル
スミオチンはホームセンター等で購入できます。
100mlのものが500円位で買えます。
薬局の農業用品があればそこにあるかもしれません。
私はホームセンターに行きましたが売り切れだったので、
インターネットで購入しました。
それでは手順を簡単に説明します。
1. ビニール手袋、マスク、ゴーグルを着用します。
2. スミオチンを水で1000倍に薄めます。
分かりにくい時は、メモリが付いた容器に1L水を入れてください。
そこにスミオチンを1ml入れてよくかき混ぜます。
3. 作った液を100均のスプレーボトルに入れます。
この時、スミオチンを薄めた液体が手や顔にかからないように注意してください。
万が一ついてしまった場合はすぐに水で洗い流すようにしましょう。
これでスミオチンを散布するスプレーボトルの出来上がりです。
薄めたスミチオンをカイズカイブキに散布しましょう。
散布する時も必ずビニール手袋とマスク、ゴーグルをつけてください。
イブキチビキバガは木の皮を掘って繁殖します。
木の皮の中に幼虫がいるので木の表面に散布しましょう。
どの木にイブキチビキバガがいるかわからない時は、
少し木をゆすってみるといいですよ!
白い蛾がぶわっと飛び立ったら、
その木は害虫を駆除する必要があります。
害虫が増えるシーズンはスミオチンがなくなることがありますので、
早めに手に入れておくことをおすすめします。
カイズカイブキについた害虫は、
スミオチンを使って早めに駆除しましょう。
しかし、カイズカイブキの問題は害虫だけではありません。
カイズカイブキは「先祖返り」する木です。
カイズカイブキが「先祖返り」した時の対策方法もお教えします。
カイズカイブキが先祖返りした時の対策
カイズカイブキの葉を見ていると、
白いとげとげした葉が混ざっていることはありませんか?
それは「先祖返り」したカイズカイブキの葉です。
カイズカイブキの先祖返りは、
幹の根本や枝の根本を切って対策しましょう。
対策せずに放って置くと、
先祖返りした葉が増えてしまい見た目が悪くなってしまいます。
伸びる方向も先祖返りした葉と、
通常の葉では異なるので早めの対策をおすすめします。
何故先祖返りが起こるのかというとイブキは元々針葉樹だからです。
イブキを園芸用に品種改良したものがカイズカイブキ。
ですから、品種改良する前の葉が出るという現象がおきるのです。
まとめ
カイズカイブキが枯れる原因は、
「イブキチビキバガという害虫」です。
農薬のスミチオンを7~10日おきに2回散布して駆除しましょう。
カイズカイブキは目隠しや風よけに使われますが、
枯れてしまうとその用途を果たすことができませんし、
何よりお手入れができていないと近所の人に思われます。
少し茶色になってきたかも?と思ったら、
害虫チェック&駆除をしておきましょう。