今年も24時間テレビが開催されました。
そのテーマソングの中でよく耳にするのが「サライ」です。
この「サライ」どういう意味なのか気になったことはありませんか?
私はずっと日本語なんだろうか?どっかの方言なのか?とか、
結構気になっていたんですよね。
いつも普通に歌っていたけれど、
意味を聞かれると答えられないですよね。
そこで今回は「サライ」の意味について調べてみました。
「サライ」の本来の意味は「宿」だそうです。
ただ、24時間テレビでは「心のふるさと」という意味合いだそう。
初めて調べてみて「へぇーーーー」って感じでした。
では、調べた内容を詳しく解説したいと思います。
「サライ」の語源について
「サライ」という言葉はペルシア語。
「سرای」(サラーイ/Srāy; Srāi)という言葉を使っています。
直訳するとキャラバンのための「宿」や「家」という意味です。
キャラバンは砂漠地方等にいる商人のことで、
らくだに荷物を積んで隊を組んで行く人達です。
ペルシャ語では「カールヴァーン」と発音します
中東では隊商宿をキャラバン・サライと呼んでいました。
「サライ」は宿という意味合いで使われることが多いようです。
また「宮殿」という意味で使われている場合もありますが、
ペルシア語ではそのような意味はないようです。
ウイグル語やウズベク語、カザフ語やヒンディー語、
ウルドゥー語では「宮殿」の意味で使われています。
さて、話を24時間テレビの「サライ」に戻すと、
「宿」という解釈だと少し意味合いが違う感じがしますよね。
そこで、「サライ」の楽曲について調べました。
24時間テレビの「サライ」の意味
24時間テレビのテーマソングの「サライ」は、
「心のふるさと」という意味だと日本テレビは発表しています。
曲を聞いた人の解釈では「故郷」「こころのオアシス」、
「理想郷」等、様々な解釈があるようです。
言葉自体には「オアシス」という意味はありません。
作詞者の谷村新司さんは、
砂漠の中で旅人が休める場所というイメージだったそうです。
そこで「砂漠の中のオアシス」という発想から、
「心のふるさと」として「サライ」という言葉を使ったとのこと。
では何故、「サライ」という言葉が頭に浮かんだのでしょうか?
それは、歌詞を視聴者から募集したところ、
「ふるさと」へのメッセージが多かったからです。
曲名が「サライ」になったわけ
そもそも何故「サライ」という曲名になったのか。
それは、歌詞を視聴者から募集したことで生まれました。
1992年に「24時間テレビ」15年目の企画で作曲された歌がサライで、
加山雄三さんがメロディーを付けて谷村新司さんが歌詞をつけました。
それをピアニストの羽田健太郎さんが編曲して完成。
視聴者には「愛のことば」を募集しました。
谷村新司さんは視聴者から来る山積みのファックスに目を通したそうです。
その内容はふるさとへの「愛のことば」が多くありました。
そこで、「心のふるさと」から関連して「サライ」という曲名が決まったのです。
田舎の家族や故郷への愛が一番多かったのですね。
この「サライ」という曲にはもう一つ秘密がありました。
それは、この曲自身がチャリティーに参加しているということです。
「サライ」はチャリティーに参加している
「サライ」の印税の一部はチャリティー募金として募金されています。
また、カラオケ等の著作権料等も一部がチャリティーに活用されていました。
カラオケで「サライ」を歌うだけで、
チャリティー活動に参加することができるのです。
24時間テレビで募金できなかったという人でもまだ間に合います。
いつでもカラオケでチャリティー活動をすることができますよ!
まとめ
「サライ」の意味は「宿」ですが、
楽曲では「心のオアシス」という意味で使われていました。
有名な楽曲ですが意味を知らなかったという人は多いのではないでしょうか。
言葉の意味を知ると楽曲がより心に染みてきますね。
また、カラオケからも募金に参加できるということは知りませんでした。
今なら上手く歌えそうな気がするのでカラオケに行ってみようと思います。
解釈を深めて楽曲を楽しみましょう。