福岡市が発展した理由と北九州市の衰退の原因とは?

福岡市が発展した理由と北九州市の衰退の原因とは?
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福岡県では北九州市と福岡市を別々に感じている人が多いですが実際にどれほど違うのでしょうか?

福岡市と北九州市は、それぞれの地域に動物園があることからも、
異なる場所であるという感覚がありますが、詳しく見ていきましょう。

目次

福岡市の発展と北九州市の衰退の背景

福岡市と北九州市の歴史や現在について調べてみました。

文化圏が異なる

福岡市は商業で発展してきた都市です。
一方、北九州市は工業が盛んな街として栄えてきました。

このように、どのように栄えてきたかという点で大きく異なります。
それに伴い、土地ごとに価値観も変わっているのです。

製鉄業が盛んだった北九州市では、全国から人が集まり、
方言があまりひどくないと言われています。
訛り自体はありますが、他地域に比べると薄くなっています。

反対に福岡市は地元の人が多く、博多弁がしっかりと定着しています。
このように、言語の面からも明確に分かれています。

経済規模の比較

福岡市はその商業的発展の要因として、
福岡空港や博多駅、新幹線などの交通インフラが大きく影響しています。

福岡市の経済規模は年々拡大し、GDPは約7兆円に達しています。
一方、北九州市はかつての工業都市として栄えましたが、
製鉄業の衰退とともに経済規模が縮小し、現在では約3兆円となっています。

人口動態の違い

歴史を振り返ると、鉄を扱う産業は2024年現在衰退しており、工場が拠点を移したことが原因です。

一方、新幹線や空港の設置で福岡市は発展を遂げました。
昔は人口が70万人ほどだった福岡市は、2024年7月現在で164万人が住む都市となり、
日本で最も高い人口増加率を誇ります。

一方、北九州市の人口は91万人まで減少し、若者がいなくなり年々減少傾向にあります。

北九州市の人口減少は、特に若者層の流出が大きな要因です。
就業機会が少ないことや、都市の魅力が低下していることが影響しています。

これに対して福岡市は、IT産業やサービス業の発展により若者層の流入が続いています。

交通インフラの影響

福岡市と北九州市の中心地である博多駅と小倉駅は、約54キロメートルの距離にあります。

この距離は、関東で言えば東京駅からつくば駅までの距離にほぼ匹敵します。
また、名古屋駅から津駅までの距離や、大阪の梅田駅から和歌山駅までの距離とも同じくらいです。

このように、両市は距離的にも分けて考えるべき大きさがあるのです。

福岡市の発展には、交通インフラの充実が大きく寄与しています。
博多駅は九州の玄関口としての役割を果たし、
新幹線や空港の利用者が多いことから多くの企業や観光客が集まります。

これにより、経済活動が活発化し、新たなビジネスチャンスが生まれています。
一方、北九州市は工業都市としての役割が大きかったため、
交通インフラの整備が遅れ、結果として都市の発展に影響を及ぼしました。

産業構造の変化

福岡市の主要産業は、サービス業やIT産業、観光業など多岐にわたります。

特にIT産業の成長が著しく、多くのスタートアップ企業が福岡市を拠点としています。
これにより、若者層の雇用機会が増え、人口の流入が続いています。

また、観光業も盛んで、福岡市には多くの観光名所やイベントがあります。

一方、北九州市はかつての製鉄業を中心とした重工業都市でしたが、
産業構造の変化に伴い、これらの産業が衰退しました。

現在では、新たな産業の育成や観光業の振興に力を入れていますが、まだ十分に成果を上げていない状況です。

福岡市が好まれる理由

福岡市はその落ち着いた性格が評価されています。
引っ越してきた人々は、夜間にバイクで騒ぐ若者が少ないことに安心していると言います。

北九州市では夜間にバイクで騒ぐ若者が多く、
見た目の印象も良くなかったと感じる人が多いです。

また、成人式も荒れやすいという問題があります。

福岡市には九州中から人が集まり、お洒落なカフェや楽しいイベントも多く開催されています。
飲食店の味も良く、海外からも多くの観光客が訪れています。

特に、福岡市の中洲や天神地区は、
ショッピングやグルメスポットが充実しており、
地元の人々だけでなく観光客にも人気があります。

観光地とイベント

福岡市は観光地としても人気があります。
福岡城跡や大濠公園、博多の祭り「博多どんたく港まつり」や、
「博多祇園山笠」など、年間を通じて多くのイベントが開催されています。

これに対し、北九州市も「門司港レトロ」や
「皿倉山」などの観光スポットがありますが、全体的な観光客数は福岡市に劣る状況です。

個人的には門司港レトロが好きなんですよね。
観光地としては成功していると感じました。

福岡市はまた、国際都市としての役割も果たしており、多くの外国人観光客やビジネスマンが訪れます。

これにより、国際的な視点での発展が期待されています。
一方、北九州市も近年、再生可能エネルギーの推進や、
新たな産業の育成に取り組んでおり、将来的には復活の兆しも見られるかもしれません。

まとめ

北九州市と福岡市を分けて考える理由は、文化圏の違いにあります。

福岡市は商業で発展し、北九州市は工業で栄えました。
しかし、現在では福岡市が発展を続ける一方、北九州市は衰退しています。

その背景には、産業構造の変化や交通インフラの整備が影響しています。

名物料理にも違いがあり、福岡市は水炊きや鍋焼きうどんが有名ですが、
北九州市では焼きうどんが親しまれています。

方言の語尾も「ばい」と「ちゃ」の違いがあり、それぞれの地域には独自の文化があります。

それぞれの地域には良い点があり、どちらも魅力的な都市です。
この記事を通じて、福岡市と北九州市の違いが少しでも理解できれば幸いです。

※記事内の画像はイメージです。

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この記事を書いた人

アラフィフ主婦のミホと申します。生活の中で気になったコトや私が使ってよかったものをブログで発信していきます。何かしらお役に立てたら嬉しいです。趣味はカープとアメドラ!おいしいものと楽しいことが大好きです。
OL時代に宅地建物取引主任者、通関士、マンション管理業務主任者を、今年に入って終活ライフケアプランナー資格を取得。自分の終活を始めました。

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