売れる文章を書くにはどうしたらいいだろう…
と悩んでいる方にオススメなのが「超スゴイ!文章術」です。
【お金も人も動かす】というキャッチコピーどおりに、
セールスライティングについてわかりやすく書かれています。
こんな人におすすめ
- モノやサービスを売るための文章を書きたい方
- アフィリエイターやブロガーの方
- SNSなど情報発信したい方
- 文章術の本を読んだり勉強したことのある方
- 30~40代の男性の方
書籍の紹介
金川顕教さん著の「超スゴイ!文章術」は、
著者の想いやカラーがよく出ていたので、
この本のペルソナは著者と同じような世代の男性だと思います。
読んでいても「誰に向けて書いているか」が分かるというのは
この本で語られていることが実践されているのがよくわかります。
この本は文章術と言っても、モノを売るための文章術です。
論文や読書感想文のような文章が上手くなる本ではないので、そこは要注意。
「超スゴイ!文章術」は「文章術」というより、
「セールスコピーライティング」とか、
販売や営業のスキルを文章で表現する方法と言えるでしょう。
小説のような「物書き」になりたい方の文章術ではありません。
特にネットでモノを売ったり、
SNSで発信力を上げたい方にとって参考になる内容になっています。
構成も「初級」「中級」「上級」に分かれていて、
ライティングレベル別に気をつけることも違っています。
最初に知っておくべきことと、難易度が高いことが
順を追って書かれているので分かりやすいですね。
上級編は文章術にとどまらず、営業マンなどの
営業テクニックにも使えるのでは?と思うような内容でした。
この1冊でセールスのためのライティングの要素が
かなり学べる構成になっていると思いますよ。
心に響いた言葉と私の感想
この本は3つの章に分かれていましたので、
それぞれの章について書いてみたいと思います。
初級編「幕の内弁当」ではなく「唐揚げ弁当」が◎
文章なのに「なぜ弁当?」と思われると思いますが、
たとえが上手なので引用させていただきました(笑)
一つの記事でいろんな話を盛り込むよりも、
たった一つの「言いたいこと」を繰り返すほうが良いです。
というのも、幕の内弁当が後から何を食べたか思い出しにくいのに対して、
唐揚げ弁当は「唐揚げ」と印象に残っていますよね?
記事もそれと同じで、伝えたいことを詰め込みすぎると伝わりません。
シンプルに「唐揚げ」しか入れない「唐揚げ弁当」のように、
伝えたいことを1点にしぼり、前後に繰り返す書き方は、
今後、私も使っていきたいなと思いました。
中級編「読者が知りたい順番で書く」
ビジネス文章などは「結論から書く」というのが定石ですが、
場合によっては「結論が先」でなくても良いです。
モノを売る文章などは「結論」があまりないこともありますし、
読み手が何を求めてその記事にたどり着いたかによっても変わります。
読み手(お客さん)の状態によって、書き方は変わってくるんですね。
読み手にどういう行動をして欲しいか?
を逆算して書いていくのがオススメですね。
これは難しいので中級編ということですね。
ターゲットの分析もしながら、仮説を立てて書いていく必要があります。
中級編になると、ポイントの多くが、
「読者を知ること」が中心になってきます。
自分語りの文章ではなく、相手にフォーカスを当てた書き方とは?
について詳しく解説されています。
ついつい、自分目線で書いてしまいがちですが、
売れる文章は必ず読み手の「あるある」という思いを引き出します。
そうすることで、さらに行動を起こしてもらいやすくなりますよ。
上級編「人生は3つある」を意識する
人は1日を3つに分けると、
8時間…仕事して、8時間…プライベート、
8時間…眠るという時間割で生活しています。
睡眠が少ない方も多いと思いますが、
おおむね分けるとこんな感じですよね。
どれを重視するかは人によって変わります。
でも、商品に対する目的とその先にもとめていることを深く考えると、
この3つのどれにもベネフィット(メリット)が生まれるんですね。
著者の紹介
元会計士という経歴がありながら、アフィリエイトで実績を出されて独立し、
今は経営コンサルタント、ビジネスプロデューサー、
投資家、作家など、さまざまな活動をされていらっしゃる方です。
著書も多く、税務や簿記に関する本や、自己啓発本、
文章術、投資などさまざまな分野の本を出版されています。
私も金川さんと同じようにアフィリエイトを行っている身なので、
著書で述べられていることがとてもよくわかります。
![](https://lijoy.jp/wp-content/uploads/2022/10/3-300x158.png)
まとめ
「超スゴイ!文章術」の初級編で、
「カリスマアフィリエイターに会った話」が出てきます。
桁違いに商品やサービスを売上げられる文章を書ける人でも、
実際に会うと話し上手とは限らないと言われていました。
「話せること」と「書けること」は似ているようで、
全然違うのだということもよくわかりました。
そもそもネットで文章を書いている人は、
話が上手とかプレゼンが上手とは限りません。
むしろ、表に出るのが苦手だから、
文章で表現しているという人のほうが多いのではないでしょうか?
逆に考えれば、コミュニケーション能力が高くなくても、
人の心をとらえる文章をかければ、
直接会わなくても心を通わせることも可能ということだと思います。
このコロナ禍で人と会うことが減っているからこそ、
「書くこと」の重要性が高まっています。
この本は、人を動かす文章を書けるようになるのに、
ピッタリの指南書だと思いました。