「売れ続けるネット文章講座」さわらぎ寛子のレビュー~今の時代にマッチ

売れ続けるネット文章講座
  • URLをコピーしました!

【この記事はPRを含みます】

「売れ続けるネット文章講座」はタイトルにある通り、
「文章術」の本だと思うと期待ハズレかもしれません。

と言っても、良い意味ですよ。

文章を書くための根本的な考え方が書かれているので
ここを知ることが一番大切!ということを知ることができます。

テクニック的な文章術ばかりを追っていた私は恥ずかしくなりました。
この本は本質的なことを教えてくれます。

しかも、今の時代にマッチしています

コロナ禍もあって、ここ数年で
ネットやSNSの活用がグンと増えましたよね?

ネットで書く文章も、すでに3年前の考え方では古いのだろうなと、
この本を読んで感じることができました。

この本は出版されて半年ほどしか経っていません。

世の中の価値観の変化とともに、
モノの書き方変わってきていることを
いち早く捉えて書籍にまとめてくれた本だなと思いました^^

目次

こんな人におすすめ

「売れ続けるネット文章講座」は以下のような方におすすめです。

  • 個人事業主やフリーランスの方
  • 商品やサービスをネットで販売したい方
  • SNSやブログの発信力を高めたい方
  • メルマガやブログ、SNSなど普段から文章を書いている方
  • 自分に向いていることは何か?を探している方

書籍の紹介

文章術の本ではありますが、テクニック重視ではありません。

一言でいうと、セルフブランディングと
自分らしく信頼される文章の作り方の本です。

この本は、ネットで売るための文章が、
時代や人の価値観の変化とともに変わってきたことを教えてくれます。

第一章の「ネットで売れる文章が変わってきた」と書かれている通り、
私自身も去年頃から肌身に感じていたことでした。

「モノの価値ではなく、人の価値観で売る時代になった」とありますが、
巧い文章術や煽りでは人の心は動かなくなってきているんですね。

「何を」売るか?より、「誰が」売るか?が重要で、
さらにその「誰か」はどんな人なのか?で売れるかどうかも変わります。

とはいえ「良い人になれ」と言っているわけではありません。

「自分らしさ」を上手に発信することで、
そこに共感してくれる人を増やして売っていく時代になっているんですね。

自分にしか書けない言葉を、信頼されるよう、
伝わりやすいように「伝える書き方」について教えてくれる本になっています。

心に響いた言葉と私の感想

今回、特に私が感じたことを感想として書いてみますね。

ベタに書いて、尖らせていく

「ベタ」ということは、一般的によく言われる言い方だったりして
多くの人にわかってもらいやすいですよね。

著者は「人と同じことを書いても差別化できずに埋もれるだけ」
といって、人と違うことを書くよう説いています。

人と違った表現をしなければ!とひねりすぎて、
誰にも伝わらない表現をしても多くの人に受け入れられません。

「ベタ」=よくある表現で多くの人に伝わるようにしながら、
「尖らせていく」=人とは違う表現にしていくということです。

こうして言葉を作っていくことで、
「多くの人に伝わり、かつ自分らしさを伝えられる言葉」
を作ることが出来るんですね^^

「お役立ち情報」だけではファンは増えない

これはドキっとさせられました。
だって、お役立ち情報って大事だと思いませんか?(笑)

でも、理由を聞いて納得でした。

「お役立ち情報」の中身で勝負しても、もっと正確な情報、
もっと詳しい情報があればそちらを見に行きますよね?

わざわざ、自分が書いたお役立ち情報じゃなくても良いわけです。

単にノウハウだけなら、
「その人じゃなくてもいいや」になってしまうんですね。

ノウハウも大事ですが、それに加えて発信者の人間性が現れていないと
ファンは増えないということなんですね。

では、どうしたら良いのか?についても、
この本の中で方程式風に解説してくれています。

ちょっとした視点を加えることで、
自分らしさが出るんだなと勉強になりましたよ。

感情の直接表現を減らす

「読者は書き手の感情には一切興味がありません。」とあって、
ショックを受けつつも、「まあ、そうだな」と思いました。

ツライとか、嬉しいとか、そういう直接的な表現ではなく、
シーンを描くほうが感情も伝わるんですね。

例えば、大変さを伝えるときも「○○が辛かった」「○○が悔しかった」
というよりも、その時のシーンを描写する法が読み手に伝わるとのこと。

私は「感情を伝えなければ」と直接的な表現が多かった気がするので、
そこは気をつけないといけないなと思いました。

独りよがりで読み手に伝わってない可能性大ということです。

「感情の直接表現を減らして、どう伝えるか?」についても
ノウハウとして教えてくれています。

慣れるまでは練習が必要そうですが、やり方自体は難しくありません。
感情を入れたいと思ったら、この方法を思い出そうと思いました。

著者の紹介

著者のさわらぎ寛子さんは、
「キャッチコピーの教科書」「今すぐ自分を売り出す1行を作れ」など、
コピーライティングや自己ブランディングに関する本を出されている方です。

この「売れ続けるネット文章講座」は両方の集大成のようになっていますね。
自己ブランディングをふまえた、ライティング本です。

ご自身もメルマガやnoteで定期的に発信されていて、
オンラインサロンやセミナー、教材販売などもされています。

企業セミナーなどは関西地方を中心に活動されているようです。

公式HPからはメルマガやnoteも読むことができるのでご興味ある方はぜひ。

まとめ

これからの時代は「こう書けばバズる」とか、
「この一言でクリックされる」といったテクニックだけでは、
モノが売れる文章は書けないことを教えてくれる本です。

私も時代の変化は感じていたので、序章の「はじめに」を読んで、
「そうそう、そのとおり!」とガッツリ心をつかまれました(笑)

いわゆる「文章術」ではなく、今のSNS、ネット時代にマッチした
「スモールビジネスのためのネット文章の書き方」を知ることができます。

もっと早く知りたかった!という本でしたが、今でも全く遅くありません。
むしろ、こんな新しい考え方の本は少ないです。

これからモノを書いていこうとする人に必見の
スキルと考え方が学べる本ですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アラフィフ主婦のカオリと申します。生活の中で気になったコトや私が使ってよかったものをブログで発信していきます。何かしらお役に立てたら嬉しいです。趣味はカープとキャンプ!いつも愛猫の「ラン」に邪魔されながらブログ書いてます。

目次