「ポチらせる文章術」を購入して読んだ感想をまとめます。
ブログやサイトから物が売れない…
Facebook広告やリスティングの反応が悪い…
こんなお悩みではないですか?
モノやサービスが売れなかったり、
広告のクリックが少ないのは商品のせいではないんです。
同じ商品でも、売り言葉を変えれば何倍も売れたりするんですね。
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この本は、そんな「ネットで物を売りたい」方のための
コピーライティングの指南書です。
こんな人におすすめ
「ポチらせる文章術」は以下のような方におすすめです。
- 広告を出したり記事を書いているのに売上が伸びない方
- ホームページやブログで商品を販売したい方
- ECサイトの記事担当やアフィリエイターの方
- Facebook広告やリスティング広告を出したい方
- コピーライティングに関する本をある程度読んだことがある方
- ブログやSNSで発信力を上げたい方
書籍の紹介
この本の感想を一言でいうと、
「こんな会話仕立てのスカスカな本で、
これだけのノウハウと考え方を網羅してるのはスゴイ」です。
今から1年半も前の本なのに、
アマゾンで値崩れしない理由もよく分かりました(笑)
著者と素人のWeb担当者のやりとりでストーリーが進みますが、
内容のほとんどがネットで物を売るためのノウハウです。
既にコピーライティングや文章術の本を読んだことある方には、
「あ、知ってる」と思うテクニックもたくさん出てくるでしょう。
それらを具体的な例を交えて、OK例、NG例を比較しながら、
詳しく解説されているのでわかりやすいです。
ジョン・ケープルズやシュガーマンの本を読んだ方なら、
目新しくはないかもしれません。
ただ、往年の名著は詳しいけれど、小難しくて古臭さもありますよね?
読みにくいし、SNSが普及した今の時代にそぐわない内容もあったりします。
著者は現場のコピーライターということもあり、
王道の基本をおさえながら、
現場で使えるテクニックをわかりやすく解説してくれています。
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とてもノウハウてんこ盛りなので、
この本1冊でコピーライティングの知識をかなり網羅できます。
テンプレートがたくさん用意されているので、
それに当てはめれば売れるコピーができるように書かれているんです。
これなら私でもいろんなコピーが作れそう!と思えました。
ただ、どうしても広く浅くはなってしまうので、
今からコピーライティングを学ぼうというようなド素人の方には、
「この本だけで良い」とは言えないですね。
いくつかの本を読んで本質的に「なぜ、そうなのか?」が分かってから、
この本を読むと、使い方がグっとわかりやすいです。
そうでなければ、テンプレートに当てはめただけで
心を捉えないコピーになってしまうでしょう。
この本は特に、ネット媒体でモノやサービスを売りたい方向けですが、
紙媒体のチラシなどでも十分応用できます。
広告に関するコピーを書きたい方にはぜひおすすめですね。
後半はFacebook広告やリスティング広告のコピー作成や、
メルマガの件名の作り方などにも触れています。
こうした新しいスキルについても学べる本は少ないので、
さすが現場を知っている著者なのだなと思いました。
もちろん、「ネット上の文章を読んでもらえるようになる」ので、
ブログを書いている方や、SNSで発信している方も影響力が高まるでしょう。
ネットで発信したい人のすべてにオススメな本だなと思います^^
心に響いた言葉と私の感想
「ポチらせる文章術」を読んだ私の感想をまとめます。
読まれないのは提案がしょーもないから
「しょーもない」とか「長い文章書くのしんどっ」とか、
口語的な表現が多いので、親近感を感じて読みやすいです。
「提案がしょーもない」=「コピーが読まれていない」
ということなんですね。
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パッと見て、興味をそそらないから読みもしない…
うーん、そのとおりだなと。
文章を読んでもらうには、一番最初に「読まれない」という壁を
超えなければならないというのは前々から言われて分かっていました。
だから最初の「読んでもらう」壁を超えるのが大変なのですが、
「しょーもない」って言われると「心に響いてない感じ」がよくわかりますね(汗)
改めて「面白くない書き出し」に気をつけよう・・・と思えたフレーズでした。
30個出たら一晩寝かせて翌日2個選ぶ
「30個もコピーを考えるのか!」というのが衝撃でした。
私は数個考えた中から選んでいたので、まだまだですね。
この本に書いてあるテクニックやテンプレートを使えば、
30個くらいはすぐに作れそうです。
ただ、テクニックやテンプレに頼りすぎてもダメなので要注意!
テクニックに頼りすぎると、
逆に心に刺さらないコピーにもなりかねないんですね。
そこを冷静に判断させるのが「一晩寝かせる」という時間です。
日記や普通の文章でも、あとから見返すと、
「あれ?」と思うことありますよね?
テンション高く書いている時と、
あとから見直した時では冷静に判断できるようになるものです。
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「たくさんのコピーを作っておいて、その中から選ぶ」ことで
どんなときに誰が見ても心に響くコピーが作れるのだと感じました。
商品認知ステージに合わせたコピーを書く
昔からある、誰でも知っている商品は別として、
ここ近年に登場したものや、業界の人しか知らないものなどには
「商品認知ステージ」を意識して書かなければなりません。
「商品認知ステージ」とは、
その商品について知っている(知られている)度合いのこと。
一般的には「商品認知度」とも呼ばれますが、
商品を知っている度合いを5段階に分けて訴求したりします。
- 商品が最高に認知されている
- 商品の一部を知っているが、まだ欲しくない
- 商品が知られていない
- 欲求はないが必要性はある
- 商品に全く気付いていない
もちろん、全く知らない人よりも、
知っている人に売るほうが簡単です。
そして、その商品認知ステージに合わせた書き方をしないと、
読み手に「自分のことだ」と思ってもらえないのですね。
恥ずかしながら、私は今まであまり意識して書いていませんでした(汗)
その商品のことを知って検索してきている人に
「知っていますか?」と聞いてもトンチンカンですもんね(笑)
これはわかりやすい例ですが、
先ほどの5段階によって、書き方も5通り変わってくるということです。
では、どの段階の人にはどのように書けばよいか?を、
1つの商品を例にして書いてくれているのがわかりやすいです。
ターゲットを設定したり絞り込んだりするのはしっかりやっても、
「商品認知ステージ」を意識することはついつい忘れがちなので、
気をつけたいポイントだなと思いました。
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著者の紹介
著者の大橋一慶さんは、
2002年からネット広告のベンチャーに就職してから
webプロモーションを成功させるなど
長年セールスコピーライティングをされている方です。
セールスコピーに関する著書も計2冊あって、
株式会社みんなのコピーという会社の代表者をされています。
Facebookのフォロワーは13,000人以上、
Twitterのフォロワーは7,000人以上、
オンラインサロンは参加メンバー800名以上と
ソーシャルでも影響力のある方ですね。
著書の中でも言われていますが、
ソーシャルで発信力を上げるにもコピーライティングが良いと有利とのこと。
現場で実際に活かされているノウハウが、
本に詰まっていることが現れている方だなと思いました。
まとめ
堅苦しくなく、絵や図も多く交えながら書かれているので、
ササっと読めてわかりやすい本です。
文体もライトな印象なのに、内容は本格派。
「専門書を50冊以上読み込まなければ理解できない内容」
と書かれているだけあって、ノウハウや考え方は盛りだくさんです。
一通り読んで理解すると言うよりは、
少しずつテクニックを実践で使っていくことで、
徐々に理解していく本だと思いました。
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著者の言う通り、キャッチコピーの基本が分かっている方にとっては
この1冊を手元において、必要に応じて見直す辞書のような本ですね。
ネットに文章を書く方すべてにとって役に立つ本だと思いますよ。