ふてほど(不適切にもほどがある!)の第6話では、
父親と純子が令和の時代に挑戦したクイズ番組での出来事が描かれていますが、
その内容について理解しづらい部分があったのではないでしょうか?
このクイズは、Z世代と昭和世代の間で行われたものです。
しかし、昭和時代の背景や話題に詳しくない人には、
その時代の話題やコメントが理解しにくいかもしれません。
特に年配の視聴者には、
昔を思い出させる内容が含まれているかもしれませんが、
実際どこがリアルなのか、どの部分がフィクションなのかは不明です。
そこで、昭和時代に焦点を当てて考察を兼ねて調べてみました。
番組で取り上げられた昭和のエピソードは実際にあったことのようです。
ドラマ内のことは実際にあったこと
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50代の視聴者は、番組で取り上げられた内容に共感している様子で、
「こんなことがあったな」と振り返っているようです。
純子の世代の視聴者も昭和のエピソードを理解できたと言ってますが、
「ボンタン狩り」という表現には馴染みがなかったようです。
これは、不良生徒が敵対するグループのメンバーからズボンを奪う行為を指す言葉です。
この言葉が広まったのは、1986年に公開された
映画「ビーバップハイスクール高校与太郎悲歌」や、
それに先駆けて1985年に発表された漫画によるものです。
当時の若者文化に影響を与えたこの作品を真似る若者も多かったようですが、
その影響は特定のアイドルや俳優に限られていたわけではありません。
しかし、ドラマの中での細かい描写は実際の出来事を基にしつつも、
ドラマティックに調整されている部分もあるかもしれません。
例えば、松村雄基に対する「今日はイソップは一緒じゃないんですか?」は、
見ている人の多くが笑ったということでした。
一方で、昭和61年当時キヨシと同い年だった人は、
番組で描かれた「スケバン」や「ボンタン狩り」が、
自分たちの世代では既に過去のものだったと指摘する声もあります。
これは、時代や地域による違いがあるためでしょう。
また、神奈川県民は夕方以降の湘南地区へ行ってはいけない、
と言われた背景には、実際にバイクで暴走する若者がいたことが関係しています。
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他にも特有の言葉が流行ったとありますが、
山城新伍さんしか使っていなかったイメージとのことです。
たばこに関してもそこまでひどくなかったという意見もあります。
女子高生に関してはスタジャンで通学していなかったようです。
また、純子の髪型が大学生のようだと感じた人もいました。
高校生なら聖子ちゃんカットか中森明菜さんのような髪型が流行っていたようです。
昭和の幅広い時代を凝縮して作っているのかもしれませんね。
しかしほぼ忠実に再現しているようです。
そんな本作で気になったのはクイズ中に純子が怒ったシーン。
純子が怒った理由
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MCが小川市郎を立てていなかったことが原因のようです。
珍回答を露骨にあざ笑っている空気を深いに思ったのではないでしょうか。
もっと気の利いた事を言ってくれると思っていたため怒りがわいたようです。
昭和の時代は角がたたないように配慮しながら言葉を選んでいました。
例えばひとつ褒めてからけなす等の手法があるようです。
これは年上の人を敬って尊敬するということが当たり前の価値観だったから。
ですから決して小馬鹿にした訳ではないと考えられます。
何故このような反応をしてしまったのでしょうか。
まとめ
結局のところ、ドラマで描かれた昭和ネタの多くは実際に基づいていますが、
時代や地域による違いもあるため、一概に全てが真実とは言えません。
それでも、40代から50代の視聴者には懐かしいと感じられる内容が多く、
昭和を知らない世代にとっても興味深い発見があるかもしれません。