落ち葉を放置すると腐葉土になる?簡単に作る方法

「花壇の落ち葉をそのままにしておくと腐葉土になる」とか
「栄養になる」などと聞いたことはありませんか?

面倒な落ち葉清掃をしなくて栄養になるなら、
そのままに放置しようと思ってしまいますよね。
しかし、これはおすすめできません。

「落ち葉を放置しても腐葉土にはなりにくいからです」

稀に放置した落ち葉が分解されて、
腐葉土が出来たとしても数年かかります。

更に落ち葉を放置することで、
害虫が集ってしまうなどのデメリットも多くあります。

腐葉土を作るには適した湿度や温度がありますし、
微生物の影響が不可欠です。

そうすると、腐葉土を自分で作るのは
難しいのかなと思われがちですがその工程は意外にも簡単です。
更に植物を育てるように出来上がりが楽しみになります。

今回は、腐葉土を作る際の適した落ち葉の種類や、
穴を掘って腐葉土を作る方法、
腐葉土が完成した時のサインなどについてお伝えしていきます。

腐葉土を作る落ち葉の理想的な種類とは?

腐葉土を作る理想的な落ち葉

そもそも腐葉土とはどういう土なのでしょうか?
腐葉土は土壌を良い状態へ改善してくれる改良用の土の事です。

肥料とは違うので直接的に植物の成長を促す力はありませんが、
土壌に混ぜる事で排水や保水、通気性を高めます。

また土の中の微生物も活性化し、
土壌を安定させて植物にとって良い環境作りをするための土です。

腐葉土になる工程

  1. 落ち葉をミミズなどの虫や微生物が長時間かけて分解する
  2. 葉が崩れて土のように変化する(腐葉土完成)
  3. この腐葉土を土に混ぜると土に微生物が増える
  4. ふかふかの土になり、植物の成長を助ける

 

色々な種類がある落ち葉ですが、
どんな種類の落ち葉が腐葉土に向いているのでしょうか?

腐葉土に向いているの落ち葉は「落葉広葉樹」です。

その中でも向いている落ち葉は以下のようなものです。

・クヌギ・ケヤキ・ナラ・ポプラなど落葉広葉樹と枯れ草

※サクラ・イチョウ・モチ・クス・カキなどは
広葉樹ですが分解が遅いのであまり向きません。

不向きな落ち葉は、スギ・ヒノキ・マツなどの針葉樹、
サザンカ・ツバキなどの常緑樹です。

一般的に針葉樹の方が広葉樹より分解されにくく、
土にかえるのに時間がかかります。

腐葉土の作り方~穴を掘って作る方法

腐葉土の作り方

今回は土壌に直接穴を掘って作る方法をお伝えします。
材料も少なくて済むのでおすすめです。

とても簡単な方法なので、ご自身の環境に合わせて枠をつけたり、
ドーム型の雨除けを作られても良いと思います。

場所選び

  • 庭や畑の水はけの良いところ
  • 出来れば雨よけが出来るところ
    (難しければ、雨除けをブルーシートなどでつける方法も)

材料

落ち葉、スコップ、米ぬか(生の物)、水、
必要なら雨よけ用に穴に被せるブルーシート。

工程

工程は以下の通りです。

STEP.1
落ち葉を集める

枝は細かいものはOKですが、
太いものは分解しにくいので除きましょう。

STEP.2
穴を掘る(深さは30㎝くらいまで)

水がたまりにくい水はけの良いところを選びましょう。
今後出てくる「かき混ぜる作業」のしやすさも考えて、
深さは30㎝くらいまでにとどめましょう。
掘れたら土を踏んでならします。

STEP.3
落ち葉を全体に敷く

上から米ぬかをパラパラと全体に撒き、
掘った時に出た土をパラパラと全体に撒く。
(③の工程をもう一度繰り返す)

STEP.4
上から足で踏んで少しならす
STEP.5
水を上からサーっとかけて適度な水分を与える
STEP.6
③の工程を繰り返す

③の工程を更に2、3回程度繰り返しながら、

途中で踏んでならしたり、適度な水をかけたりする。

STEP.7
最後に土を多めに被せて、サッと水をかける

※必要な場合はブルーシートなどで雨よけします。

ブルーシートが飛ばないように重石などで止めましょう。

以上で、腐葉土の仕込み部分は完了です。

ここからは一番大事な作業になります。

腐葉土の仕込みが出来たら、
2週間に1度程度かき混ぜて発酵を促します。

腐葉土の中に空気がなくってしまうと、
水分が多くなって腐敗する菌が増殖してしまいます。
空気を入れてあげる事で良い腐葉土が出来上がります。

地域や環境によって完成期間はそれぞれですが、
大体5か月~10か月で完成です。

次に完成した時の判断基準についてお伝えします。

臭いでわかる!落ち葉で作る腐葉土の完成サイン

腐葉土のにおい

定期的にかき混ぜを行う際に、腐葉土の変化を感じると思います。
葉の形の残り具合などもありますが「臭い」は大きなサインになります。

臭いの変化について【最初の頃】はカビ臭いにおいがします。
そして徐々にカビ臭さが減少していき↓
【完成】の頃にはカビ臭さはなくいわゆる「土のにおい」になります。

最初の頃は、落ち葉を分解するのに、
カビの仲間「糸状菌」が増えていきます。

しかし発酵が進むにつれ、
今度は「放線菌」という細菌が増えていき、
それに伴い「糸状菌」は減っていきます。

「糸状菌」の多くいた時はカビ臭いにおいがしていますが、
「放線菌」が増えてくるとカビ臭さはなく自然な土の臭いに変化します。

※糸状菌は増えすぎると植物の病気の原因にもなります。

糸状菌がまだ多い未熟な発酵の腐葉土を使用してしまわない様に注意が必要です。

かき混ぜるタイミングで土の臭いの変化を
毎回チェックすると完成のサインを感じられると思います。
においが段々変化していくのが楽しみになりますよね。

まとめ

今回は落ち葉を放置すると腐葉土になるのか?
という私の素朴な疑問を調べてまとめてみました。

落ち葉って掃除が大変なので、
なんとか肥料にできないものかと思ったからです。

腐葉土づくりは低コストなだけではなく、
自分で作る楽しみになることがわかりましたので、
これからは落ち葉がたまっても掃除が面倒だと思わずにすみます。

自分で作った土で元気な野菜や植物が出来たら嬉しいものです。
今年は腐葉土づくりチャレンジしてみてはいかがでしょうか?