冬になると大活躍するあったかくて嬉しい物の一つに湯たんぽがあります。
湯たんぽと聞くと、小さい頃、冬の寒い夜に母親が湯たんぽのお湯を沸かしはじめ、
寝る前に入れたての暖かい湯たんぽを布団の足元に置いてくれたという
懐かしくも優しい記憶を思い出します。
あの湯たんぽのほっこりとした優しい暖かさは、
電気毛布やこたつでは絶対に出せないですよね。
身体の芯からほんわり、じんわりと暖めてくれ、
心も身体もぽかぽかとあったまります。
そんな湯たんぽに魅了され、
大人になった今でも湯たんぽ離れが出来ず、
冬になると大活躍してくれます。
ところで朝起きてもまだほんのりと
暖かさが残っている湯たんぽのお湯ってどうしてますか?
湯たんぽの大きさにより1リットル前後のお湯が入るものから
3リットル入るものまでありますが、
そんな大量のお湯を毎回捨てるとなるとかなりもったいない感じがしますよね。
湯たんぽのお湯は毎回捨てるべきなのか、
沸かし直して使い回しても大丈夫なのか悩んだ経験はないでしょうか?
ずばり!湯たんぽのお湯を捨てる必要はありません!
しかし、一度使った湯たんぽのお湯を同じ湯たんぽとして
使い回しする事はおすすめできません。
それでは、この使い終わった湯たんぽのお湯の行方は?
もう捨てるしかないのでは…と思った方もいると思いますが、
いえいえ、とんでもないです。
使用後の湯たんぽのお湯は汚い!?
一度使った湯たんぽのお湯は、
他の方法で再利用することができるため捨てないようにしましょう。
しかし、なぜ同じ湯たんぽとしての使い回しはNGなのでしょうか?
それは、一度沸騰させた水道水は、
塩素が飛んでしまい菌が増殖しやすい状態になってしまうからです。
さらに追い討ちをかけるように、
湯たんぽのお湯の温度が、菌の増殖を助けてしまい、
湯たんぽの中が雑菌だらけになってしまいます。
沸騰しても死なない菌が世の中にはいるようで、
もう一度沸騰させれば菌を殺せるというわけではないため、
飲料用のヤカンで沸かし直して湯たんぽとして使い回す事はおすすめできません。
今回は、湯たんぽのお湯の再利用方法、
湯たんぽの中のカビ予防についてご紹介します。
湯たんぽのお湯の再利用方法とは?
水は大切な資源の一つです。
冬になると毎日湯たんぽを使うという方もいると思いますが、
1〜3リットルのお湯を毎日捨てるのはもったいなさすぎます。
ここでは、湯たんぽのお湯の5つの再利用方法をご紹介します。
参考にしてみてください。
1.掃除に使う
掃除の際に湯たんぽのぬるま湯を使うと水を使うよりも汚れが落ちやすいです。
また、冬の掃除って氷水のような水に手をつけるのが本当に辛いですが、
湯たんぽのぬるま湯なら震えながら掃除する必要がないのでハッピーです。
2.洗濯に使う
前日のお風呂のお湯を洗濯に使っているという方は、
お風呂に湯たんぽのぬるま湯を入れてしまえば洗濯に使えます。
また、湯たんぽのぬるま湯で粉洗剤を溶かして、
洗濯機に入れると洗剤の溶け残りを防げます。
これ、結構いいです。
3.植物の水やりに使う
湯たんぽのお湯の再利用は植物の水やりにも使えます。
ぬるま湯は植物に良くないようなので冷めてからあげましょう。
4.車の霜取りに使う
冬の朝の車って厄介ですよね。
せっかく車に乗り込んでもフロントガラスが真っ白で、
出発までにとても時間がかかってしまいます。
そこで、エンジンをかけながら、
湯たんぽのぬるま湯をザッとかけると一瞬で視界がクリアに!
ちなみに、私はこの方法を実践していて、
冬になると湯たんぽのありがたさを毎朝実感しています。
5.汚れ物のつけ置きに使う
ふきん、子供が汚してきた服、泥が跳ねてしまった衣類などを
湯たんぽのぬるま湯と洗剤につけておくと汚れが落ちやすくなります。
湯たんぽの中のカビを予防するには?
冬になると大活躍する湯たんぽですが、
春になって使わなくなった場合に心配なのがカビです。
よく洗うのはもちろんですが、
乾かすのに少し手間がかかります。
湯たんぽの中のカビを予防するには、
とにかく水分を無くしてよく乾かすということです。
湯たんぽはその形状から、中が乾かしにくい物が多いですが、
もう乾いただろうと思ってしまってしまう人が多いので注意しましょう。
風通しがよく、太陽の光が当たるところに、
約1週間ほど干しておけば中は乾燥します。
ゴムパッキンやポリ製の物など湯たんぽの素材によっては、
太陽の光によって劣化してしまう物もあるため注意が必要です。
心配ならドライヤーを使って中をさっと乾かす方法もありますし、
一度沸騰したお湯を入れてすぐにお湯を捨てると早く乾きます。
まとめ
湯たんぽのお湯の使い回しはおすすめできませんが、
使ったお湯は捨てずに、掃除や洗濯などで再利用することができます。
捨てずに再利用すると環境にも家計にも優しいですよね。
湯たんぽのカビ予防には、水分を湯たんぽの中に残さないことが大切です。
日干しだけでなく、ドライヤーや熱湯で洗って乾かすなど工夫をして
快適に湯たんぽが使えるといいですね。