サッカーワールドカップに出場している
ウェールズってどこの国なの?って疑問に思いませんか?
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私はサッカー素人なのでウェールズってどこの国?
って思ってしまいました。
実は今回イギリスのチームが複数出ており、
ウェールズ等のチームはずるいような気がするなんて声もチラホラ・・・。
他の国は1つずつのチームで出場していますよね。
1か国から4つも出てしまえば勝つ確率があがってしまいます。
できることなら日本も何チームかワールドカップに参加できれば、
勝率あがるじゃん!って思ってしまいます。
そこで今回はウェールズについて調べました。
調べた所ウェールズはずるをしているわけではないとのこと。
何故ならイギリスは4つの国が集まってできたからです。
イギリスは連合国
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元々イギリスはイングランドとウェールズ、
スコットランドと北アイルランドの4つの国からできた連合王国。
〇簡単なおさらい〇
— 鬼頭えん🏴新作配信中 (@kitoen2173) November 29, 2022
ウェールズ🏴とイングランド🏴はそれぞれ別の国
ウェールズには独自の言語がある(ウェールズ語)
『ウェールズ』はサクソン語で外国人等を表す言葉。ウェールズ語でウェールズはカムリ(Cymru)
両国の関係は複雑
とりあえずこのへんを忘れなければ地雷を踏まずにすむ…か…?
ウェールズは昔一つの国として存在していました。
実はイギリスの正式名称はグレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国。
そういえば聞いたことがあるなんて方も多いのではないでしょうか。
また、サッカーの発祥国はイギリスで、
その時には元々イギリスが4つの国に別れていました。
それぞれの国にサッカー協会が出来ていたためFIFAに認められているようです。
イギリスはサッカーの強豪ですから、
1つのチームになったらより強い選手が集まってしまう恐れがあります。
4つに分かれていた方が他の国にとって良いのではないでしょうか。
ですから、感覚的にはずるいと感じるかもしれませんが、
ちゃんとFIFAに認められてるのですね。
ちなみにサッカー以外のオリンピック等では、
ウェールズがイギリスの代表として参加しています。
また、皆さんが知っているイギリス王室の皇太子はウェールズ公だそうですよ。
さて、このウェールズはイギリスの国の一部なのでしょうか?
定義では地域と分類されます。
ウェールズは地域
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日本とかロシアとかフランスなどを国家や国と呼ぶ時の定義で言うなら、
ウェールズは国ではなく地域です。
辞書事典類のサイト『コトバンク』では一定の領土に定住する、
多数人で構成される団体で排他的な統治組織をもつものとあります。
『排他的な統治組織』とは、
他からは邪魔されない最高権力を行使しているという意味。
ウェールズには自治政府も自治議会もあります。
しかしそれは英国政府から自治権を与えられているためです。
自治の範囲は英国政府が決めているので、
ウェールズと言う『排他的な統治組織』は存在しません。
英国では日本語の国家とは違う意味で、
ウェールズ、スコットランド、イングランドをnationとかcountryと呼びます。
政治的には英国の一部になっても固有の文化、
習慣、歴史などがある、と認識されているからです。
ウェールズは国ではないのですが文化等は独自のものを持っている様子。
では、これらの地域は英国人にどのように認識されているのでしょうか?
詳しく調べてみました。
英国人の地域感覚
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例えばスコットランドは一つの国のような扱いをされています。
英国の住民の意識の中で4つの地域は別のnation、countryなのです。
スコットランドでは法的成人年齢がイングランドと違います。
また、学校のカリキュラムも入試制度も異なるのです。
これは1999年にスコットランドに自治権が与えられる前からずっとそうでした。
スーパーマーケットにはmade in Scotlandと書かれた商品が置いてあります。
それを日本語にする時に日本語の一般的な意味の国とは違うのだけれど、
別の呼び方もないので国と訳しているということです。
ですから『英国は4つのcountryから構成されている』と言ってしまうと、
『いや、ちょっと違うんだけどな』と思う英国人もいるようです。
まとめ
複数チームでワールドカップに出場しているウェールズは、
ちゃんとFIFAに認定されているため参加することは当然。
理由はイギリスがもともと4つの国からできていたため。
勢力が分散されることで他の国には有利になると考えられます。
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サッカーを観ていてなぜかなと気になっていたのですが、
このような理由があると初めて知りました。
歴史的な背景が関係していたのですね。
スポーツだけではなく国についても勉強するいい機会になりました。
サッカーへの理解を深めてこれからも応援していきたいですね。