最近「ファーストペンギン」という言葉を最近よく聞きますが、
いつ頃から使われているのか気になるなんてことありませんか?
つい先日同じタイトルのドラマが放送されたことで聞いたなんて人も多いと思います。
私もドラマを見てそんな言葉あったなと思い出しました。
でも、どこで聞いたのか思い出せないんですよね。
一体いつから使われているのでしょうか?
そこで、「ファーストペンギン」について調べてみると、
「ファーストペンギン」という言葉は2004年頃から使われていたようです。
「ファーストペンギン」という言葉が使われ始めた経緯
2004年に開催されたゲーム開発者向けカンファレンスに、
「ファースト・ペンギン・アワード」という賞が存在していました。
このことがきっかけで、
日本にファーストペンギンという言葉が入ってきたのだと考えられます
催しの名前は「CEDEC 2004」
(コンピュータ・エンターテインメント・デベロッパーズ・カンファレンス)。
受賞したのはプレイステーション向けゲームソフト、
「パラッパラッパー」などを開発した松浦雅也さんです。
松浦雅也さんは「ビブリボン」も開発された凄い人で、
あの当時斬新なゲームとして話題を集めました。
新しい分野を切り開いたという理由で受賞しています。
新しい地平を切り開いたクリエイターを、
世界的に評価する栄誉ある賞のようです。
2022年は5部門に分けられておりこの賞はなくなっていました。
また、6年前に就職活動の説明会で聞いたという噂もあります。
ビジネスシーンで使われ有名になった
2016年の就職活動の説明会で良く耳にする言葉だったようです。
ファーストペンギンになろうという文言が使われたようでした。
業界の中では前人未到でリスクがある新分野にチャレンジする人や、
チャレンジから利益を得る人をファーストペンギンと呼んでいます。
中小企業等が増え、
従来の価値観に縛られない人材が欲しい時代だったのかも知れません。
世界的に「ファーストペンギン」と呼ばれている人は、
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカ―バーグ、三木谷浩史さん等。
皆さんビジネスで活躍した人ばかりですよね。
ですから、この言葉は2016年以前、
業界用語として使われていたのではないでしょうか?
しかし、2016年に一般の人も耳にする出来事が起こりました。
それは、本田圭祐選手のファーストペンギンアワード受賞です。
ファーストペンギンアワードはデジタルガレージが主催している催しです。
世界におけるさまざまな分野で独創的な活動を続けており、
後進の育成に対しても積極的な取り組みを行っている人物に贈られます。
本田選手は当時現役サッカー選手としての活躍と、
サッカースクールの開校により表彰されました。
⚽受賞式⚽
— サッカーキング (@SoccerKingJP) July 5, 2016
本田が初代受賞者に…副賞の賞金5000万円は「意味のある形で使いたい」https://t.co/YBgWjToBTz
都内で行われた『デジタルガレージ ファーストペンギンアワード』の授賞式に出席しました。 pic.twitter.com/gQTHrBhtpe
また、朝ドラの「あさが来た」で取り上げられたことで、
お茶の間に広まったようです。
五代友厚があさのことを、
「ファーストペンギン」に例えて励ましたシーンがありました。
ドラマで山口弁は新鮮
— リン (@TSUBAKI_RIN) October 5, 2022
ファーストペンギンは「あさが来た」で知ったな#ファーストペンギン
そこでこの言葉が気になった人が多くいたようです。
ではそもそもファーストペンギンとはどのような言葉なのでしょうか?
ファーストペンギンとは
ファーストペンギンとはアメリカで生まれた言葉で、
リスクを恐れずに勇気を持って新しいことにチャレンジする人のこと。
ですが、もともとはペンギンの習性のことを指していました。
ペンギンは群の中の一匹が海に飛び込まないと、
みんな氷上に留まったまま動かないそうです。
どんな危険があるか分からない海の中に最初に飛び込むのはとても勇気のいること。
餌となる魚がたくさんいるかもしれませんが、
シャチなどがいて喰われてしまうかもしれません。
そこで、勇気を持って最初に海に飛び込むペンギンを、
ファーストペンギンと呼んだのです。
まとめ
「ファーストペンギン」という言葉は2004年に使われていたのを確認しました。
元々の由来はペンギンの習性のことで昔から使われていたようで、
現在の意味で日本に入ってきたのは2004年だと考えられます。
時代のファーストペンギンになれたらかっこいいですよね。
社会の厳しさの中で勇気を出して一歩踏み出すことは、
なかなかできないと感じます。
とてもいい言葉だと思いますし、
これからどんどんファーストペンギンが出てくるといいですね。