終活の中で大事な意思表示として、
「終末期医療」というものがあります。
自分が急に倒れた時や、
病気で入院して症状が悪化した時など、
どのような医療を希望するか?というものです。
実際に家族の死を経験した方は、
その意味がわかると思います。
終末期医療について考えておく
病状が悪化して治る見込みがなくなった時、
自分で意思表示ができなくなった時、
事前にどうするか希望を伝えておくことができます。
この状態を判断するのは医師の方ですが、
生前に意思表明(リヴィングウェル)があれば、
治療の継続をしないというものです。
ただし、事前に書式で意思表明しておく必要があり、
条件を満たさないと実施されません。
例えば以下のようなことです。
- 胃ろう
- 輸液
- 蘇生術
- 人工呼吸器
ずっと意識がないまま生かし続けるのか、
それを自分が望むのか?ということですね。
もちろん一度意思表示したけど、
やっぱり治療してほしいということもあると思います。
その場合も同じように書面で意思表示しておきます。
これは元気なうちに「終活」の中で書いておいたり、
入院時に病院から求められることもあります。
自分が、もしくは家族がそうなった場合、
動転してしまい考えられなくなることもあるので、
元気なうちから「終末期」について話し合っておくことも大事です。
自分はどんな最期を迎えたいのか?
終末期医療というと少し大げさに聞こえるかもしれません。
そこで自分がどんな最期を迎えたいのかを考えて、
文章にしておくこともおすすすめです。
もし完治が見込めないなら、
積極的な治療ではなくターミナルケアを受けたい
痛みや苦しみを和らげるような治療を受けたい等です。
あまり考えたくないかもしれませんが、
自分がそうなったとき、どうしてもらいたいのか、
普段の会話の中で家族と話してみるといいですよ。