カーシェアプロテクト保険で個人間カーシェアのリスクも減る?

カーシェアプロテクト

先日、個人間のカーシェアリングサービスで、
「1,000万円以上する高級車が勝手にサイトで売り飛ばされていた…」
と言うニュースがありましたね。

ベンツやスカイラインGTRといった高級車ばかりを狙って
借主がオークションで売買してしまうケースが問題になっています。

そうした盗難や横領、詐欺などトラブルの多発を受けて、
「カーシェアプロテクト」という個人間カーシェア専用の保険
対応することになるそうです。

カーシェアプロテクトの保険内容は?

サービスを開始した「Anyca(エニカ)」のカーシェアプロテクトは、
エニカと損保ジャパンが共同で開発した個人間カーシェア専用の保険です。

オーナーは2021年6月14日以降から設定することができて、
利用は7月2日からとなっています。

現在の補償との変更内容は

  • 車両補償金額が限度額300万円から最大1,000万円まで増額可能
    限度額が引き上げられ、任意で600万円、1,000万円の選択肢が増えます。
  • 運転中以外の事故や盗難も補償の対象に加わる
    車の使用中や管理中の盗難・衝突・接触や偶発的な事故も補償の範囲となります。
  • 詐欺や横領なども補償の範囲に加える
    昨今の事件のような詐欺、横領などで車に損害が発生した時に
    設定した車両補償限度額の範囲内で保険金がオーナーに支払われるようになります。

これまで、個人間カーシェアでは、生じたトラブルについては、
借主、貸主の当事者間で解決するしかありませんでしたが、
24時間対応のサポートセンターも開設されて、サポートを厚くしています。

これならば、万が一、中古車としてオークションやフリマで販売されるような
トラブルがあっても安心できますね^^

個人間カーシェアのリスクとは?

そもそも、個人間のカーシェアにリスクはないのでしょうか?

現在は利用から返却までのシステムを見てみると
絶対に安全とは言えないのが正直なところです。

補償として契約するのは「自動車保険」なので、
事故や盗難に対しての補償はあります。

盗難にも補償はありましたが、詐欺、横領などで
車を持ち逃げされることには今まで対応していませんでした。

ましてやニュースのように、中古車として転売されることは
想定外だったのではないでしょうか。

そのため、こうしたトラブルでは補償の対象ではないのですね。

車のカギに対するセキュリティもありますが、
取り替えるなど、悪用しようと思えば方法はあるのが現状です。

借主と貸主との個人間契約ということになっているので
仲介業者はトラブル時に直接介入できません。

大手個人間カーシェア会社の「Anyca」は
現状、車両補償付きの自動車保険を契約することになっていますが、
「運転中の事故」に限られます

詐欺、横領などには対応しないため、
現状、こうしたトラブルに対するリスクがありました。

最近、ニュースでよく聞くケースは、

  • 見た目も普通の人が借りに来るので気が付かなかった
  • 車両を借りる前からその車が中古車販売サイトで売りに出されていた
  • 車両を運ぶ(目的地まで運転するだけ)バイトも募集されている
  • 貸主に車両に関する細かい質問をしてくる
  • 借りている短時間で売買契約を済ます段取りができている。

など、売る前から綿密な準備がされていることが多いのですね。

そのため、今回の保険がこれらを補償する内容でスタートするようです。

個人間カーシェアのリスクを避けるには?

個人間カーシェア

最近起こっているようなケースは、あまりにも用意が周到なため、
現状ではリスクを避けるのが難しいのが正直なところです。

厳しくすれば、借主の不自由が増えたり、
必要以上のプライバシーに踏み込む可能性もあります。

ですが、中古車として転売されるような事態を防ぐには、
新たな補償制度を作る必要があるのではないかと思います。

個人間カーシェアに関する法律とは?

貸主が車を失うリスクに対して、個人間カーシェアでは
どのような法律が適用されるのでしょうか?

カーシェア に関連する法律は 「自家用自動車有償貸渡事業」
が関係してきます。

これは、ざっくり言うと、
「自家用自動車をお金を払わせて貸してはいけない」
という法律になります。

基本的には、自家用車を「仕事として」「有償で」「貸出」
してはいけないのですね。

そのため、レンタカー会社は、自家用自動車有償貸渡事業の許可を受けて
レンタカー事業を営んでいます。

そのため、個人間カーシェアを運営する会社は
「共同使用契約」を結ぶことでこの問題を解決しています。

自家用車を貸すには有償貸渡事業の許可が必要ですが、
「車を借りる人が、借りる自動車の「使用者」である場合」は
例外として許可が不要とされています。

そのため、「共同使用契約」を結ぶことで、貸す・借りるという関係ではなく
互いが車の維持に必要な実費を共同負担している、という形になっているのですね。

そのため、個人間カーシェアでは、事業としてお金をやりとりするというより
共同で使用した実費として精算している、という形になっているのですね。

カーシェアとレンタカーの違い

ちなみに、カーシェアは、カーシェア会社に月決めで契約して
最寄りのカーステーションにある車を借りる仕組みです。

レンタカーと違って店舗で車を管理しているのではなく、
パーキングに停めてある車を専用のカギを使って利用します。

タイムズなどの会社運営であれば車の所有は会社のものですが、
個人間の場合はそれぞれオーナーが違います。

まとめ

カーシェアプロテクト保険が登場したことで、
個人間カーシェアをさらに安心安全に利用できるようになります。

個人間カーシェアは「共同利用」と言う名目もあって、
法整備的にまだリスクは残っていますが、大きな前進ではないでしょうか。

最近は個人間カーシェアは儲かるという話もあって、
投資目的などで始める人も増えてきていますよね。

高いリターンを求めて高級車を貸し出す方も多いようですが、
高級車でなくても、人気の車はリスクが高いかもしれません。

私も個人間カーシェアは興味があるので、
ぜひ借主、貸主、両者ともに安心して使えるといいですね^^

個人間カーシェアはサービスがスタートして浅いので、
まだまだこれから対策が進んでいくことを期待したいです^^